YO's works

AtelierYO/小笠原よしえの仕事

額装、額装周りのグッズや暮らしを彩るヒントを折々に紹介していきます

画像の無断転用・複製を禁じます。

作品のデザイン(意匠権、著作権)は全てAtelierYOに帰属します。

©AtelierYO

ワインのエチケット

記念年のワインのエチケット(ラベル)やコルク等、香りと味と思い出を小さな額の中に閉じ込めてキッチン中の壁を飾っています。

©AtelierYO

携帯できる紙ばさみ

版画や写真、紙類を大切に保存するために紙ばさみは欠かせません。その進化型を作ってみました。広めのマチを付け、長さを変えられる持ち手も付けてそのまま電車に乗ってレッスンに向かえます。(写真はA4サイズの紙やインチサイズの額縁がすっぽり収まるサイズ)

何れも額装用の生地や厚紙、糊などを使用しており、糸や針で縫わない製法です。

©AtelierYO

額装古典技法LAVIS

私が扱うフランス額装の起源ともなっている18世紀からの手法LAVISラビは、専用のマット紙に水彩絵の具やインク、金箔などを用いて枠取りし、中央の作品を華やかに装飾する技法です。

ヨーロッパのアンティーク版画や水彩画などによく似合い、作品の古び具合に応じてマット全体に粉を掛けて色調を調整します。

 

©AtelierYO

玄関のために

奥行きのあるブラックウォールナットのフレームにメモや写真などを挟むことが出来るリボンがクロスするデザインです。

下部にアクリル板で収納を設けて、宅急便のための印鑑や鍵を置ける実用品に仕上げました。マンションのスチール製のドアにも対応させています。

 

©AtelierYO

カードを飾りながら収納も

ハガキ大の写真やカードを収納するための紙ばさみに蛇腹のマチを付け、両面にフレームを付けたスタイルです。紙芝居のようにスライドさせてカードを入れ替えて飾ります。

©AtelierYO

額装のデザイン 
                  

額装デザインは住宅のデザインに似ています。

施主の声を聴くように、額装しようとしている”もの”の小さな声を聴き取り、どんな色合いで、サイズで、スタイルで額装すればより輝きだすのかを見立てます。時にはシンプルに、時には大胆に。そして常に裏方として。

 

©AtelierYO

段ボールで作るフレーム

柔らかく柔軟性に富む片面段ボールは、その特性を生かして様々なデザインのフレームを作ることが可能です。軽く丈夫で(我が家では20年飾っています!)細いピンや両面テープなどで壁に固定出来るのもその魅力の一つです。

©AtelierYO

小さな道具を入れる

額装作業に使う金属の型定規を纏める小さなホルダーです。額装の材料の余った布や紙、糊を使って作ります。サイズや厚みを応用すると色々なものが入れられそうです。

©AtelierYO

写真やポストカードを飾るボックスフレーム

旅先や街角で出会うポストカードや、スマホから飛び出して紙にプリントした写真達の収納場所と飾るためのフレームを兼ねたフォトボックです。

©AtelierYO

大切な物の住み家づくり

母の花嫁衣裳の一部の額装です。歴史を重ね、袖を通せるようなコンディションでは無い振り袖でしたが、5センチ四方の窓の奥に染め柄を覗かせて「大切な物の住み家」を作りました。

©AtelierYO

美しいマーブル紙は端切れも大切に

フランス、イタリア、イギリス等で出会う美しいマーブル紙、大切に持ち帰った紙類は小さな端切れも捨てられません。「生地が貴重だった17世紀ころの人々がパッチワークを始めた」という気持ちが良く解ります。箱の中で出番を待っている端切れたちをブック型フォトスタンドに仕立てて蘇らせました。

 

心安らぐ読書タイム

額装に使用する生地(麻や周布、シルク等)は丈夫な薄紙で裏打ちされています。その端切れを切り貼りして文庫本カバーを仕立てました。厚紙は使わず、裏打ち生地、リボン、マーブル紙を組み合わせて糊を使って作ります。しなやかで軽く、移動の途中やカフェでの読書タイムを心豊かにしてくれます。

©AtelierYO

額縁に入れる前の作品や大切な化粧紙を保存しておく紙ばさみ

作品を保存する紙ばさみは「保存額装」に用いる無酸紙や中性糊を使って仕立てます。さらに運搬にも使用するため、なるべく軽くする工夫も大切です。

画像の無断転載・複製を禁じます。

作品のデザイン(意匠権、著作権)は全てAtelierYOに帰属します。