受講生作品
額装:土田 久美子
小さなアンティーク皿の額装です。
白漆で仕上げた和紙を全面に貼り込んだマットを仕立て、その中央の窪みに皿を納めました。独特の表情を持つ和紙と中央の皿がモダンで美しいハーモニーを作り上げています。
額装:古畑 めばえ 写真:古畑 めばえ
写真の額装です。
額装者自身が撮影するたくさんの写真を入れ替えて楽しむためのデザインで、様々な作品に合わせられる色合いでシンプルに仕立てました。作品の固定をポケット式にして、気軽に差し替えられる構造にしています。
額装:小谷野 明弓
木版画の額装です。
オフホワイトの絹地と古色の金箔を使ってシンプルなマットを仕立てました。塗りものの和額におさめ、上品に仕上げています。
額装:河合 みさを 画:河合 みさを
水彩画の額装です。
コットン紙を貼り込んだシンプルなマットを仕立てました。窓際の広幅の斜面や余白部に廻した溝も全て同じ素材を使い、白色が織りなす陰影だけで作品を装いました。ブラックウォールナットの素地の額縁がよく似合っています。
額装:神戸 圭子
シリーズの本を1冊ずつ入れ替えて飾るための額装です。
ガラスがセミオープンのため、手前から簡単に本を出し入れできる構造になっています。本を抜いた状態ではイギリス製のマーブル紙と作者のイニシャルがアクセントになった図柄が出現し、その手前にシリーズの本を置いて楽しみます。
額装:前川 紗奈江
風景が描かれた名画のポストカード3枚の額装です。
横長のカードを縦に3枚配したレイアウトで3つの窓を開け、絵の具やインクで枠取り装飾を施したマットを仕立てました。敢て額縁には入れず、吊り金具を付けた裏板とガラスを重ね、四方を粘りの強い丈夫なマーブル紙で貼ってまとめるスタイルでスッキリと仕上げました。
額装:岡留 直子
スキューバダイビングディプロムの額装です。
自身で撮影した海中写真をコラージュした上に波型のマットとディプロムを浮かせるように配しています。大小のマットに貼り込んだ濃紺が海の鮮やかなブルーをより輝かせています。
額装:持田 満子
空間のインテリアデザインが描かれたアンティーク版画の額装です。
数種類の青系のマーブル紙をひし形にモザイクした装飾的なマットを仕立てました。
額装:砂山 きく子 画:KOHARU
愛犬を描いた鉛筆画の額装です。
白黒で描かれた絵に替わり実際の愛犬の毛色をマットで再現しました。
額装:菊池 綾
サマルカンド土産のポストカードの額装です。
サマルカンドブルーが美しいウズベキスタンの建築群のモザイクの写真を参考に手の込んだマットを制作し、中央にカードを浮かせています。
額装:田村 礼子
薄暗がりの中で本を読む女の子が描かれた版画作品の額装です。
茶色のグラデーションで徐々に広がる暗がりを表現しました。暗くなったことに気づかずに本の世界を夢中で旅しているみたいです。
額装:日野 千世
沈金技法で描かれた漆絵の額装です。
上品な発色の絹地と銀箔を使ってシンプルなマットを仕立てました。描かれた水芭蕉の銀色に近いフレームを合わせて格調高く仕上げています。
額装:元春 エリ子
テニスラケットが描かれた版画作品の額装です。
版画周りには絵の具、インク等を使って枠取りをする古典技法でマットを作り重ねています。その外側には絵のイメージを広げるように黄色と緑の化粧紙を貼り分けたマットを配し、奥には芝のようなジオラマシートとテニスのガットを覗かせました。作品からテニスコートの音が聞こえてくるようです。
額装:室山 信子 クロスステッチ制作:室山 信子
ティーポットの図案が刺されたクロスステッチの額装です。
刺繍作品中央の文字色のブルーグレーを基調にしてマットを仕立てました。周りに廻した溝には糸と同色の紙をアトランダムに貼ってアクセントにしています。
額装 :手嶋 慶子
薬師寺散華の額装です。
背景に日の出時の写真を置き、その上に浮かせるように散華を配しました。セレクトしたフレームが雪景色の散華によく合っています。
額装:熊谷 佳子
名画のポストカードの額装です。
変形の斜面を持つスタイルの立体的なマットを仕立てて配しました。抑えめの色合いが作品を引き立てています。
額装:詩琳
九谷焼の”異人さん”をかたどった箸置きの額装です。
街並みがプリントされた和紙を額縁いっぱいに配し、その中央を貫く往来を闊歩する”異人さん”の図を作りました。弁柄で塗られた漆和紙が効いています。
額装:山田 礼子
ディプロムと写真の額装です。
フラダンスに因んで南国の青い海のイメージでマットを仕立てました。8色の化粧紙を貼って作ったグラデーションが素敵なアクセントになりました。
額装:藤峰 まゆ美
海辺に佇む犬の写真の額装です。
マット窓枠に銀箔を廻し、余白部分には砂浜や海、空と同色の化粧紙を貼り分けてイメージを延長しました。広々とした風景に潮風まで香って来るようです。
金澤 美帆
名画のポストカードの額装です。
美しい青の濃淡でクラシカルなスタイルのマットを仕立てました。描かれている少女が斜めがけしているバッグの色に近い赤系の金箔仕上げのフレームをセレクトして華やかさをプラスしました。
額装:古屋 由美 刺繍:古屋 由美
立体刺繍の額装です。
レトロな洋装店のイメージで仕上げました。立体的なスカートの厚みをカバーできる深いマットをを仕立て、それを棚に見立てたデザインです。そこに手作りした小さな反物や毛糸玉、ビーズやボタンなどを展示するように並べました。
額装:城 美嘉
ビーズで作られたブローチの額装です。
2色の別珍生地を貼り込んで、ベースとマットを仕立てました。額縁に納めてインテリアの一部として楽しみつつも、時には気軽にブローチを取り出してアクセサリーとして使える作りにしています。
額装:河合 みさを
ドイツ旅行の記念に購入した記念トークンとマイセンの星座メダルの額装です。
外側のマットにはトークンをはめ込み、中央の星座メダル部は一回り大きな円形の窓を作り、揺れるように吊るして納めました。前面にも後ろ面にもクリアなアクリル板で蓋をしてるため、奥の壁が市松に透けて見える楽しい作品です。
額装:丸山 正子 画:丸山 正子
大ぶりな植物細密画の額装です。
専用の紙に幾重もの枠取りをし、その一部を帯状に色付けし、外周の広い部分にも薄い緑で染色するように色を入れています。窓際は1ミリの厚紙を折って斜面を作る古典技法で仕上げました。装飾的でありながらも主張しすぎることなく美しく絵を引き立てています。
額装:谷澤 香
ハワイアンジュエリー(指輪)を掛けるための額装です。
4つ窓のうち二カ所は凸型になる様に台紙を重ね、ハワイで撮った写真を貼った上からサンゴ差し込みアクセサリーを掛けるフックにしました。凹型には断面にブルーのグラデーションで化粧を施し、記念のショッパーを解体したロゴを納めました。
額装:田村 真由美
ハロウィーンのカード2枚の額装です。
チャコールグレーの麻布を使い、耳部の房をアクセントにして立体的なマットを仕立てました。額縁のレリーフが楽し気なリズムをプラスしてくれました。
額装:小谷野 明弓
カンボジアで出会った大ぶりな革工芸品の額装です。
手染めの和紙を背景にして革の切り絵を浮かせて固定しています。夕空の元、水辺に佇む水連のようです。
額装:寺嶋 智恵
アンティーク フランス絵本の表紙の額装です。
マットを三段に重ねるスタイルで仕上げました。斜断面部分には、描かれている国旗と同じ赤、白、青でそれぞれ化粧をしてイメージを広げています。
額装:井上 邦子
水彩画の額装です。
モノトーンのグラデーションで3枚のマットを仕立て、嵩上を挟みながら重ねています。外光の中にいるヤギが室内を覗き込んでいるような図になりました。花のようなレリーフの額縁が全体をやさしい雰囲気に纏めてくれました。
額装:中村 季実子
1930年代のフランスのアンティーク雑誌広告の1ページの額装です。
銀の縁を廻したレンガ色のマットの上にオヴァルを重ねました。ライトグレー、ダークグレー、ブラック3色を貼り分けたスタイルがアールデコスタイルにピッタリです。
額装:河合 康子
染色作品の聖母子像をポストカードにしたものの額装です。
マット窓口の斜断面を3層にし、下から順に銀箔、絵を真似たドット柄、金箔で化粧をしています。さらにマット中央部に溝を廻し、奥から紙でモザイクしたひし形の柄を覗かせました。
額装:志村 悠子
小さな蔵書票の額装です。
蔵書票の下に二段、それぞれマーブル紙とこげ茶色の和紙で貼りくるんだ厚紙を置いて作品を強調しています。その背景には黒漆で染めた和紙を貼った上に金の和紙を植物の根っこ風に切り抜いたものを貼って蔵書票のイメージを広げました。
額装:河井 利恵
フランスのアンティークラベルの額装です。
4ミリの専用紙をラベルと同じサイズに斜め45度にカットし、その断面に金箔で化粧をしてからラベルを上に固定して厚みを持たせています。赤、黒の布、金泥仕上げの和紙、グリーン系のマーブル等を使って立体的なマットを仕立てた中央にラベルを配しました。
額装:木附 由美子
ラインストーンが貼られたクリスマスカードの額装です。
黒で化粧をしたマットを4層に重ね、それぞれの窓口の縦方向にのみ金の帯飾りを1ミリほど覗かせてスタイリッシュに仕上げました。
額装:丸尾 久美子
ハガキ大のショップカードの額装です。
背景に黒、茶、ドット柄の和紙の3種を立体的に貼り分け、その中央に二重の枠を付けたカードを宙に浮かせるように固定しています。コルクの額縁がよく似合い、素敵な音色が聞こえそうな作品に仕上がりました。
額装:詩琳
森の中で佇むリスが描かれたポストカードの額装です。
カードの周りには赤い枠を付けて背景と一線を画しています。落ち着いた赤茶で化粧をした樹々を立体的に配し、アクリル絵の具でペイントしたアクリル板を中空に入れ、舞台装置のような背景の中央に絵を浮かせました。
額装:上野 文子
思い出のグッズ&写真の額装です。
愛車のナンバープレートや映画(サイン入りDVD)とその俳優とのスナップ写真をレイアウトして、映画のエンディングに流れる画面をプリントアウトしたものの上に配して仕上げました。裏板もニューヨークに住んでいた時に実際に愛用していた地図を貼り込み、透明ポケットを付けて、表には入りきらなかったものを収納できるように仕立てています。
額装:城 美嘉
19世紀のアンティーク植物図鑑の1ページの額装です。
ウイリアムモリスの壁紙を大胆に使ってマットを仕立てました。壁紙のグリーンと描かれた植物の色が引き立て合い、アンティーク風の黒い額縁とも相まって装飾的で独特の魅力を放つ作品になりました。
額装:青木 美保
ベトナムで購入した刺繍作品の額装です。
両手で抱える籠から黄金色に輝く穀物を地面に落とす図案からヒントを得て、マットの窓際斜断面部と溝部分に、右側から輝く金箔、やや古色仕上げをした金箔、ブロンズ箔の順で貼り分けをして、光源の場所を刺繍作品と合わせて演出しました。素朴なモチーフがスタイリッシュに生まれ変わりました。
額装:日野 千世
思い出の愛犬の写真の額装です。
7ミリの厚みを持たせた丸窓のマットを仕立てました。よく伸びる特殊な紙を水で濡らしながら丸い斜面を作っていく技術です。今にも窓の向こうからこちらに飛び出してきそうに生き生きと仕上がりました。
額装:小谷野 明弓
美人画(木版)の額装です。
竹風の金縁に納められた浮世絵にアメリカで出会い、時を経てそのお召し替えを試みました。フレームはそのまま使い、マット部分は薄青の絹地と西陣の柄物を組み合わせて仕立て直し、しっとりとした美しい作品に生まれ変わりました。
額装:岡留 直子
ピッティ宮殿ミュージアムショップのラファエロ聖母子像のカードの額装です。
原画を見た感動を再現すべく、金の装飾的なフレームに納めました。丸窓のマットに使用したマーブル紙もピッティ宮殿の地フィレンツェで作られたものです。
絵の際に廻した金、落ち着いた色合いのマット、フレームの明るい金のリズミカルな明暗が中央の絵をよく引き立てています。
額装:井上 邦子
銅版画の額装です。
長い間楽しんだシンプルな額装からのお召し替えです。マットにはオフホワイトの絹地を貼って窓際には古色仕上げをした暗めの金箔を廻しました。オヴァルのフレームに納め、柔らかな印象の作品に生まれ変わりました。
額装:田淵 雅子
アンティーク銅版画の額装です。
版画の八角形の枠取りの合わせてマットにも八角形の窓を開け、四隅に絵の具で装飾を描きました。古色仕上げの美しい銀のフレームに納め、品格のある作品に仕上がりました。
額装:田淵 雅子
レオナルド藤田嗣治のポストカードの額装です。
マット窓際に変形の斜面を廻したマットを二重に重ね、舞台の一幕を見ているよなデザインで仕上げています。
額装:金澤 美帆
銀杏並木で本を読む柴犬君がモチーフのポストカードの額装です。
四隅に作った三角形の窓のから、切り抜いて作った沢山の銀杏の葉を覗かせました。中央のひし形の窓に宙に浮くような形でカードを固定しています。
額装:山口 万紀 画:山口 万紀
色鉛筆画の額装です。
多角形のマットを何層にも重ね、描かれた花を大胆に演出しています。作画者自らが額装を手掛ける場合には思い切ったデザインで演出することが可能です。
額装:瀧山 知恵子
プチポワンが施された思い出のポーチの額装です。
ブルーグレーの濃淡のシルク生地を使い、オヴァルのアクセントを入れて上品に仕上げました。愛用品から見て楽しむものへとエレガントに変身しました。
額装:土田 久美子
鶴と松のおめでたい図が日本刺繍された半襟の額装です。
糸の色合いに合わせた温かみのあるグレーのシルク生地と金箔でマットを仕立て、シャンパンゴールドのモダンなフレームに納めました。和室にも洋室にも似合うデザインです。
額装:砂山 きく子
スワロフスキーを散りばめて描かれたクマさんのカードの額装です。
鈍く光る黒でベースを作ったボックス型のフレームの中央に、やはり光る赤い化粧紙を貼り込んだ小さな丸窓のマットを7枚、少しずつずらしながら重ねたデザインで印象的に仕上げました。
額装:藤峰 まゆ美 画:藤峰 まゆ美
水彩画の額装です。
様々な色の生地の上に絵を重ねてみて、最も絵が映える一色を貼り込んでマットを仕立てています。四方にぐるりと廻した溝の底には、額装者=作画者自身が絵と同じタッチで色付けをして印象的なアクセントにしました。
額装:田村 真由美
ネギと鴨が図案化されたポストカードの額装です。
2段重ねたマットの内側の窓口には鴨の色合いを、外側の斜断面部にはネギの色合いの化粧紙で包み込んでイメージを広げています。
額装:井上 邦子 ガラス絵制作:榎本了三
額装者が誕生した際に頂いた記念のガラス絵の額装です。
教会の静けさを黒いマットで表現し、溝状に入れたアクセントは絵と共色を使ってモダンに仕上げました。裏板の中央にはガラス絵と同寸の窓を開け、光を背景から通す構造になっています。金から徐々に黒に移行する額縁に納め、調和のとれた美しい作品に仕上がりました。
額装:古畑 めばえ
魚たちの写真3枚の額装です。
徐々に青の色を濃くする美しい海のイメージをマット上に再現しました。写真とマットの間には2センチほど透明の部分を作り、奥の壁が透ける構造で仕上げています。南国の澄んだ海の様子が伝わってきます。
額装:大原 のり子
エッフェル塔がモチーフとなったリトグラフの額装です。
麻布を貼り込んだマットを三層にして立体的に仕上げました。麻生地の房状になった”ミミ”の部分を効果的なアクセントにしています。鉄骨に鋲が打たれたような額縁がエッフェル塔を彷彿とさせてくれます。
額装:持田 満子
アンティーク銅版画の額装です。
描かれている植物とリボンを図案化してマットの上に描く装飾(LAVIS)を施しました。シックな額縁に納め、装飾的であっても華美過ぎず、上品なヨーロピアンスタイルに纏まりました。
額装:神戸 圭子
手製キーボードの額装です。
キーボード数種を時々で入れ替えて収納と装飾を兼ねて楽しむ作品です。手前をオープンにして気軽に出し入れが出来るようになっています。クラッシックなデザインとモダンなメカの組み合わせが素敵です。
額装:田村 礼子
ハワイで出会った「絵本の一コマが描かれたポスター」の額装です。
夜の海と空をマットに延長して2色の化粧紙を貼り込みました。8ミリの厚みを持つ窓際の斜面部には怪獣の柄を真似て縞模様を描いた紙で貼りくるんでアクセントにしています。
額装:黒田 亜希子
アンティークファッション画の額装です。
描かれているドレスのデザインからヒントを得て、生地にギャザーを寄せたりレースをあしらって装飾的なマットを仕立てました。クラシカルなデザインのシルバーの額縁におさめ、当時のインテリアを彷彿とさせる額装に仕上がりました。
額装:城 美嘉
韓国を旅した際に出会った名刺サイズの絵3枚の額装です。
紺、緑、えんじ、灰、4色の絹地を使って小さな屏風を仕立てました。そこに絵3枚を配し、同時に買ったハングル文字が刷られた韓紙を背景にして立体的に固定しています。煤竹の額に納め、美しく調和のとれた作品に仕上がりました。
額装:詩琳
トランプの絵札の額装です。
赤いマーブル紙を背景全面に貼った上に黒い布を貼り込んだ円形の厚紙を重ね、そこに浮かせるように絵札を固定しました。下方には街並みを立体的に配し「新型コロナが人々を脅かしている図」となりました。
額装:日野 千世
パリのピカソ美術館で出会ったポストカードの額装です。
漆で染めた和紙を貼って立体的なマットを仕立てました。生漆の美しい陰影と深いブロンズ色の額縁の組み合わせが絵を魅力敵に枠取っています。
額装:詩琳 刺繍:詩琳
クロスステッチの額装です。
マットの丸い開口部は、しなやかなコットン紙を水分で伸ばしながら斜面を作っていく技法で仕上げています。余白部分には様々な生地の端切れを貼り込んでパッチワークをし、刺繍のモチーフとなっている籠とそっくりな網目のあるフレームに納め、作品を明るく楽し気に装いました。
額装:詩琳
トランプ(アマビエ柄のジョーカー)の札の額装です。
アマビエが水面に身を置いているような背景を作り、札を段階的に浮かせて固定しました。縦長のコンポジションが、水の深さや空の高さを連想させてくれます。(おしゃれな)魔除けになってくれそうですね。
額装:安 麻紀子
こいのぼりがモチーフとなったカードの額装です。
窓口の断面を45度にカットし、それぞれをドット柄の和紙、緑、青、赤で貼りくるんだものを3段重ねてアクセントにしています。さらに縞の和紙で包んだ円形のマットを被せ、男の子のお節句らしい落ち着いた色合いに仕上げました。
額装:大原 のり子
花の妖精が描かれた版画作品の額装です。
長方形と楕円のマットを重ね、その間に何層もの花びらのような飾りを挟み込んで可憐なアクセントにしました。小さな花のレリーフの金のフレームがよく似合っています。
額装:田淵 雅子
ローマで出会ったアンティーク版画の額装です。
楕円に窓を抜いたマットに古典技法の装飾飾りを施して版画を華やかに彩っています。
額装:小谷野 明弓
フランスにて18世紀末に制作された版画の額装です。
専用のマット紙にインク、水彩絵の具などを使って幾重にも枠取る装飾を施したLavisラビと呼ばれる古典技法で額装しました。図鑑として作られることが多かった18~19世紀の動植物画、建築物図、旅行記などの版画にはこの技法がよく似合います。
額装:菊池 綾
アマビエやコロナウイルスといった今どきの図柄をテーマにしたトランプの額装です。
通常は全面をカバーする透明のアクリル板を下部1/3だけに入れ、手前からトランプを簡単に出し入れできるような構造で制作しています。毎日入れ替え、日めくりカレンダー代わりにしてデスクを飾ると同時に、疫病退散のお守りにもなってくれそうな作品に仕上がりました。
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