受講生作品
額装:谷澤 香
ハワイアンジュエリー(指輪)を掛けるための額装です。
4つ窓のうち二カ所は凸型になる様に台紙を重ね、ハワイで撮った写真を貼った上からサンゴ差し込みアクセサリーを掛けるフックにしました。凹型には断面にブルーのグラデーションで化粧を施し、記念のショッパーを解体したロゴを納めました。
額装:田村 真由美
ハロウィーンのカード2枚の額装です。
チャコールグレーの麻布を使い、耳部の房をアクセントにして立体的なマットを仕立てました。額縁のレリーフが楽し気なリズムをプラスしてくれました。
額装:小谷野 明弓
カンボジアで出会った大ぶりな革工芸品の額装です。
手染めの和紙を背景にして革の切り絵を浮かせて固定しています。夕空の元、水辺に佇む水連のようです。
額装:寺嶋 智恵
アンティーク フランス絵本の表紙の額装です。
マットを三段に重ねるスタイルで仕上げました。斜断面部分には、描かれている国旗と同じ赤、白、青でそれぞれ化粧をしてイメージを広げています。
額装:井上 邦子
水彩画の額装です。
モノトーンのグラデーションで3枚のマットを仕立て、嵩上を挟みながら重ねています。外光の中にいるヤギが室内を覗き込んでいるような図になりました。花のようなレリーフの額縁が全体をやさしい雰囲気に纏めてくれました。
額装:中村 季実子
1930年代のフランスのアンティーク雑誌広告の1ページの額装です。
銀の縁を廻したレンガ色のマットの上にオヴァルを重ねました。ライトグレー、ダークグレー、ブラック3色を貼り分けたスタイルがアールデコスタイルにピッタリです。
額装:河合 康子
染色作品の聖母子像をポストカードにしたものの額装です。
マット窓口の斜断面を3層にし、下から順に銀箔、絵を真似たドット柄、金箔で化粧をしています。さらにマット中央部に溝を廻し、奥から紙でモザイクしたひし形の柄を覗かせました。
額装:志村 悠子
小さな蔵書票の額装です。
蔵書票の下に二段、それぞれマーブル紙とこげ茶色の和紙で貼りくるんだ厚紙を置いて作品を強調しています。その背景には黒漆で染めた和紙を貼った上に金の和紙を植物の根っこ風に切り抜いたものを貼って蔵書票のイメージを広げました。
額装:河井 利恵
フランスのアンティークラベルの額装です。
4ミリの専用紙をラベルと同じサイズに斜め45度にカットし、その断面に金箔で化粧をしてからラベルを上に固定して厚みを持たせています。赤、黒の布、金泥仕上げの和紙、グリーン系のマーブル等を使って立体的なマットを仕立てた中央にラベルを配しました。
額装:木附 由美子
ラインストーンが貼られたクリスマスカードの額装です。
黒で化粧をしたマットを4層に重ね、それぞれの窓口の縦方向にのみ金の帯飾りを1ミリほど覗かせてスタイリッシュに仕上げました。
額古山 弥生子
アンティークボタニカル図案のポストカードの額装です。
額装は主役の引き立て役であることが大前提ですが、今回は大胆な柄の壁紙をマット全体に貼り込んで、額縁も含む全てが一つにまとまった「美しい装飾品」を制作しました。四方に廻した赤いラインが効いています。
額装:丸尾 久美子
ハガキ大のショップカードの額装です。
背景に黒、茶、ドット柄の和紙の3種を立体的に貼り分け、その中央に二重の枠を付けたカードを宙に浮かせるように固定しています。コルクの額縁がよく似合い、素敵な音色が聞こえそうな作品に仕上がりました。
額装:藤峰 まゆ美 画:藤峰 まゆ美
愛馬を描いた水彩画の額装です。
素朴な段ボールに描かれた作品を、ワインレッドの生地で貼りくるんだ厚紙を背景にして浮き上がる様に固定し、ボックス型に仕立てた中に納めました。白黒のマーブル紙がアクセントになっています。
額装:岡留 直子
名画のポストカードの額装です。
上品な青の濃淡の絹地で貼りくるんだ2枚のマットを、かさ上げを挟んで立体的に重ねたスタイルです。絵の際には額縁の銀に似た古色仕上げの銀箔を廻して画面に明るさを添えました。
額装:詩琳
森の中で佇むリスが描かれたポストカードの額装です。
カードの周りには赤い枠を付けて背景と一線を画しています。落ち着いた赤茶で化粧をした樹々を立体的に配し、アクリル絵の具でペイントしたアクリル板を中空に入れ、舞台装置のような背景の中央に絵を浮かせました。
額装:上野 文子
思い出のグッズ&写真の額装です。
愛車のナンバープレートや映画(サイン入りDVD)とその俳優とのスナップ写真をレイアウトして、映画のエンディングに流れる画面をプリントアウトしたものの上に配して仕上げました。裏板もニューヨークに住んでいた時に実際に愛用していた地図を貼り込み、透明ポケットを付けて、表には入りきらなかったものを収納できるように仕立てています。
額装:城 美嘉
19世紀のアンティーク植物図鑑の1ページの額装です。
ウイリアムモリスの壁紙を大胆に使ってマットを仕立てました。壁紙のグリーンと描かれた植物の色が引き立て合い、アンティーク風の黒い額縁とも相まって装飾的で独特の魅力を放つ作品になりました。
額装:青木 美保
ベトナムで購入した刺繍作品の額装です。
両手で抱える籠から黄金色に輝く穀物を地面に落とす図案からヒントを得て、マットの窓際斜断面部と溝部分に、右側から輝く金箔、やや古色仕上げをした金箔、ブロンズ箔の順で貼り分けをして、光源の場所を刺繍作品と合わせて演出しました。素朴なモチーフがスタイリッシュに生まれ変わりました。
額装:日野 千世
思い出の愛犬の写真の額装です。
7ミリの厚みを持たせた丸窓のマットを仕立てました。よく伸びる特殊な紙を水で濡らしながら丸い斜面を作っていく技術です。今にも窓の向こうからこちらに飛び出してきそうに生き生きと仕上がりました。
額装:安 麻紀子
麻の布にお月見の兎が染められたコースターの額装です。
コースターを浮かせるように固定し、藍で染めた和紙を貼り込んだボックス型のフレームにドライ加工したすすきと共に納めました。
額装:熊谷 佳子 コラージュ制作:嶋 明
セピア色の麻布を貼り込んだ四角形と八角形のマットを重ねています。窓際には冴えたグリーンを廻してアクセントにしました。描かれた女性のブレスレットの柄とフレームのレリーフがよく合っています。
額装:熊谷 佳子
美術館のミュージアムショップで購入した大正時代の美人画のカードの額装です。
花束が包まれていた和紙が気に入って長い間とっていたものをマットに大胆に使いました。深いグリーンの上に金色がうねる様に入れられた柄で、描かれた女性に妖艶な雰囲気が加わりました。
額装:小谷野 明弓
美人画(木版)の額装です。
竹風の金縁に納められた浮世絵にアメリカで出会い、時を経てそのお召し替えを試みました。フレームはそのまま使い、マット部分は薄青の絹地と西陣の柄物を組み合わせて仕立て直し、しっとりとした美しい作品に生まれ変わりました。
額装:岡留 直子
ピッティ宮殿ミュージアムショップのラファエロ聖母子像のカードの額装です。
原画を見た感動を再現すべく、金の装飾的なフレームに納めました。丸窓のマットに使用したマーブル紙もピッティ宮殿の地フィレンツェで作られたものです。
絵の際に廻した金、落ち着いた色合いのマット、フレームの明るい金のリズミカルな明暗が中央の絵をよく引き立てています。
額装:古山 弥栄子
キノコが描かれたポストカードの額装です。
額縁が先に決まっていて、その額縁の持つ落ち着きあるクラシカルな雰囲気と細密画を結ぶマットをデザインして仕立てました。セピア色の麻布の荒いテクスチャーがキノコの素朴さとよく合っています。
額装:井上 邦子
銅版画の額装です。
長い間楽しんだシンプルな額装からのお召し替えです。マットにはオフホワイトの絹地を貼って窓際には古色仕上げをした暗めの金箔を廻しました。オヴァルのフレームに納め、柔らかな印象の作品に生まれ変わりました。
額装:田淵 雅子
アンティーク銅版画の額装です。
版画の八角形の枠取りの合わせてマットにも八角形の窓を開け、四隅に絵の具で装飾を描きました。古色仕上げの美しい銀のフレームに納め、品格のある作品に仕上がりました。
額装:田淵 雅子
レオナルド藤田嗣治のポストカードの額装です。
マット窓際に変形の斜面を廻したマットを二重に重ね、舞台の一幕を見ているよなデザインで仕上げています。
額装:佐藤 道子
想いでの「スイス土産のハンカチ」の額装です。
ハンカチの四隅に施されていた刺繍部分をレイアウトして小さなフレームに納めました。薄オレンジ色の布地とマーブル紙か描かれているモチーフとよく似合っています。
額装:木附 由美子
DMカードの額装です。
描かれている絵の水彩のにじみに似た手染めの和紙をマットに貼り込んで作品が持つ空気感を広げています。窓際には銀箔と4色の無地を井桁に置いてアクセントにしました。
額装:城 美嘉
版画作品の額装です。
版画作品が放つ静けさをマットデザインにも反映させています。飾る空間のピアノに合わせ、モダンさとクラシックな要素を併せ持つ上品な金のフレームに納めました。
額装:金澤 美帆
銀杏並木で本を読む柴犬君がモチーフのポストカードの額装です。
四隅に作った三角形の窓のから、切り抜いて作った沢山の銀杏の葉を覗かせました。中央のひし形の窓に宙に浮くような形でカードを固定しています。
額装:山口 万紀 画:山口 万紀
色鉛筆画の額装です。
多角形のマットを何層にも重ね、描かれた花を大胆に演出しています。作画者自らが額装を手掛ける場合には思い切ったデザインで演出することが可能です。
額装:瀧山 知恵子
プチポワンが施された思い出のポーチの額装です。
ブルーグレーの濃淡のシルク生地を使い、オヴァルのアクセントを入れて上品に仕上げました。愛用品から見て楽しむものへとエレガントに変身しました。
額装:松尾 勲子
ロシア、クラスノシェリエ(極夜の土地)にスノーモービルで7時間揺られて訪ねた記念の品の額装です。(人形、チョコレート、ポシェット)
トナカイをめぐる旅にちなんで、それぞれのグッズをレイアウトした中央に木を切りぬいて作ったトナカイを配し、雪の中のロッジのような趣のある額縁に納めています。
額装:柏 栄子 サンドブラスト制作:ヨーコ ナガシマ
サンドブラストで花が描かれたガラス作品の額装です。
花々のイメージからオレンジと黄色を使って明るく仕上げました。半透明の作品の背景には、額装者と作家が共に選んだ薄紫を配して作品のディティールを浮きだたせています。
額装:早船 慶子
サグラダファミリアを訪ねた記念に購入したポスターの額装です。
ダークグレーをベースにして教会の静けさ広げ、そこに鮮やかな色合で包んだ八角形のアクセントを覗かせました。
額装:土田 久美子
鶴と松のおめでたい図が日本刺繍された半襟の額装です。
糸の色合いに合わせた温かみのあるグレーのシルク生地と金箔でマットを仕立て、シャンパンゴールドのモダンなフレームに納めました。和室にも洋室にも似合うデザインです。
額装:砂山 きく子
スワロフスキーを散りばめて描かれたクマさんのカードの額装です。
鈍く光る黒でベースを作ったボックス型のフレームの中央に、やはり光る赤い化粧紙を貼り込んだ小さな丸窓のマットを7枚、少しずつずらしながら重ねたデザインで印象的に仕上げました。
額装:佐野 敏子
ロイヤル デルフトの陶板の額装です。
陶板を埋め込んで固定した上に7ミリの厚みのある斜面を持つ丸窓のマットを重ねました。四隅には描かれている花と同形のエンボスを入れてアクセントにしています。
額装:藤峰 まゆ美 画:藤峰 まゆ美
水彩画の額装です。
様々な色の生地の上に絵を重ねてみて、最も絵が映える一色を貼り込んでマットを仕立てています。四方にぐるりと廻した溝の底には、額装者=作画者自身が絵と同じタッチで色付けをして印象的なアクセントにしました。
額装:田村 真由美
ネギと鴨が図案化されたポストカードの額装です。
2段重ねたマットの内側の窓口には鴨の色合いを、外側の斜断面部にはネギの色合いの化粧紙で包み込んでイメージを広げています。
額装:井上 邦子 ガラス絵制作:榎本了三
額装者が誕生した際に頂いた記念のガラス絵の額装です。
教会の静けさを黒いマットで表現し、溝状に入れたアクセントは絵と共色を使ってモダンに仕上げました。裏板の中央にはガラス絵と同寸の窓を開け、光を背景から通す構造になっています。金から徐々に黒に移行する額縁に納め、調和のとれた美しい作品に仕上がりました。
額装:古畑 めばえ
魚たちの写真3枚の額装です。
徐々に青の色を濃くする美しい海のイメージをマット上に再現しました。写真とマットの間には2センチほど透明の部分を作り、奥の壁が透ける構造で仕上げています。南国の澄んだ海の様子が伝わってきます。
額装:大原 のり子
エッフェル塔がモチーフとなったリトグラフの額装です。
麻布を貼り込んだマットを三層にして立体的に仕上げました。麻生地の房状になった”ミミ”の部分を効果的なアクセントにしています。鉄骨に鋲が打たれたような額縁がエッフェル塔を彷彿とさせてくれます。
額装:持田 満子
アンティーク銅版画の額装です。
描かれている植物とリボンを図案化してマットの上に描く装飾(LAVIS)を施しました。シックな額縁に納め、装飾的であっても華美過ぎず、上品なヨーロピアンスタイルに纏まりました。
額装:神戸 圭子
手製キーボードの額装です。
キーボード数種を時々で入れ替えて収納と装飾を兼ねて楽しむ作品です。手前をオープンにして気軽に出し入れが出来るようになっています。クラッシックなデザインとモダンなメカの組み合わせが素敵です。
額装:田村 礼子
ハワイで出会った「絵本の一コマが描かれたポスター」の額装です。
夜の海と空をマットに延長して2色の化粧紙を貼り込みました。8ミリの厚みを持つ窓際の斜面部には怪獣の柄を真似て縞模様を描いた紙で貼りくるんでアクセントにしています。
額装:寺嶋 智恵
句とイラストが描かれたカードの額装です。
カードを一面に散らした風に窓を開けたマットに小紋柄の和紙を貼り込んで、それぞれの窓から2ミリづつ半襟風のアクセントを様々な色で入れて仕立てました。上品な銀で仕上げられたフレームに納め、和室にも洋室にも合いそうな作品に仕上がりました。
額装:児玉 由美子
ムーミンバレーパークのスーベニヤショップの袋の額装です。
お土産を買ったときに入れてくれた袋の可愛らしさに、「袋の方を額装しよう!」と決断。シンプルなデザインとやさしい色合いがムーミンにぴったりです。ガチャガチャで手に入れたフィギアを額縁の上にちょこんと座らせました。
額装:山田 礼子
19世紀イギリスで制作されたボタニカル石版画の額装です。
18~19世紀のヨーロッパの版画はLAVISと呼ばれる水彩絵の具やインクで幾重にも枠取って絵を引き立てる技法が用いられることが多いのですが、今回は敢て鮮やかなブルーのグラデーションの化粧紙やマーブル紙を使ってモダンで華やかなマットを仕立てました。お部屋の中を明るく照らしてくれそうな作品となりました。
額装:黒田 亜希子
アンティークファッション画の額装です。
描かれているドレスのデザインからヒントを得て、生地にギャザーを寄せたりレースをあしらって装飾的なマットを仕立てました。クラシカルなデザインのシルバーの額縁におさめ、当時のインテリアを彷彿とさせる額装に仕上がりました。
額装:城 美嘉
韓国を旅した際に出会った名刺サイズの絵3枚の額装です。
紺、緑、えんじ、灰、4色の絹地を使って小さな屏風を仕立てました。そこに絵3枚を配し、同時に買ったハングル文字が刷られた韓紙を背景にして立体的に固定しています。煤竹の額に納め、美しく調和のとれた作品に仕上がりました。
額装:元春 エリ子
クリスマスカードの額装です。
二段のマットの窓口に、一つは金箔、もう一つはマーブル紙を貼り込んで和装の半襟のような効果を持たせています。余白部分に様々な大きさの円形の窓を開け、赤系のマーブル紙を覗かせて楽しく彩りました。
額装:詩琳
トランプの絵札の額装です。
赤いマーブル紙を背景全面に貼った上に黒い布を貼り込んだ円形の厚紙を重ね、そこに浮かせるように絵札を固定しました。下方には街並みを立体的に配し「新型コロナが人々を脅かしている図」となりました。
額装:安 麻紀子
お正月をテーマにしたカードの額装です。
カード周りにふっくらとした斜面を配し、その周りには麻の葉模様の和紙で包み込んだ角丸のマットを重ねました。斜面に作った小さな四角い窓から桜の花が見え隠れするデザインです。
額装:松島 玲子 クロスステッチ制作:松島 玲子
シンデレラが描かれたクロスステッチの額装です。
エレガントなオヴァルのマットを明るいブルーの布で仕立てました。窓際の緩やかな斜面が中央の絵柄に広がりを加えています。フレームの上部に小さなガラスの靴を貼ってアクセントにしました。
額装:日野 千世
パリのピカソ美術館で出会ったポストカードの額装です。
漆で染めた和紙を貼って立体的なマットを仕立てました。生漆の美しい陰影と深いブロンズ色の額縁の組み合わせが絵を魅力敵に枠取っています。
額装:堀池 佳世子
クリスマスカードの額装です。
立体的なオヴァルのマットを仕立て、描かれているクリスマスオーナメントの柄に似せた飾りを窓口に入れて彩りました。
額装:詩琳 刺繍:詩琳
クロスステッチの額装です。
マットの丸い開口部は、しなやかなコットン紙を水分で伸ばしながら斜面を作っていく技法で仕上げています。余白部分には様々な生地の端切れを貼り込んでパッチワークをし、刺繍のモチーフとなっている籠とそっくりな網目のあるフレームに納め、作品を明るく楽し気に装いました。
額装:詩琳
トランプ(アマビエ柄のジョーカー)の札の額装です。
アマビエが水面に身を置いているような背景を作り、札を段階的に浮かせて固定しました。縦長のコンポジションが、水の深さや空の高さを連想させてくれます。(おしゃれな)魔除けになってくれそうですね。
額装:安 麻紀子
こいのぼりがモチーフとなったカードの額装です。
窓口の断面を45度にカットし、それぞれをドット柄の和紙、緑、青、赤で貼りくるんだものを3段重ねてアクセントにしています。さらに縞の和紙で包んだ円形のマットを被せ、男の子のお節句らしい落ち着いた色合いに仕上げました。
額装:大原 のり子
花の妖精が描かれた版画作品の額装です。
長方形と楕円のマットを重ね、その間に何層もの花びらのような飾りを挟み込んで可憐なアクセントにしました。小さな花のレリーフの金のフレームがよく似合っています。
額装:田淵 雅子
ローマで出会ったアンティーク版画の額装です。
楕円に窓を抜いたマットに古典技法の装飾飾りを施して版画を華やかに彩っています。
額装:小谷野 明弓
フランスにて18世紀末に制作された版画の額装です。
専用のマット紙にインク、水彩絵の具などを使って幾重にも枠取る装飾を施したLavisラビと呼ばれる古典技法で額装しました。図鑑として作られることが多かった18~19世紀の動植物画、建築物図、旅行記などの版画にはこの技法がよく似合います。
額装:菊池 綾
アマビエやコロナウイルスといった今どきの図柄をテーマにしたトランプの額装です。
通常は全面をカバーする透明のアクリル板を下部1/3だけに入れ、手前からトランプを簡単に出し入れできるような構造で制作しています。毎日入れ替え、日めくりカレンダー代わりにしてデスクを飾ると同時に、疫病退散のお守りにもなってくれそうな作品に仕上がりました。
額装:古屋 由美 刺繍作品:古屋 由美
花や葉が立体的に刺された刺繍の額装です。
八角形に切った1ミリ厚の厚紙を5枚、様々なグリーンの紙で包み込み、それを少しずつずらしながら貼ったリース型のベースを作りました。そこに花や葉を固定し、ボックススタイルに仕立てた額の中に納めています。
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